●Wkwk(ワクワク)夏のFAN祭り! 8/5名古屋公演にも行った

 昼公演のキタコレに引き続き、夜公演のワクワクにも参戦しました。いきなりももち!許してにゃん♡体操から始まりました。まさかハロコンでこの曲を全員で歌うとは思ってもみなかったので、驚きました。
 ステージ上で、全員が真面目にきちんと踊っていました。特にまいみの動きは印象的でした。このゆる〜い曲を激しいダンスと同様のキレで踊り、それでいて満面の笑顔。不思議な光景でした。


1.光井の司会
 本人はステージで歌って踊りたいのかもしれませんが、キタコレ・ワクワクともに、まこと氏と一緒に司会を務めてくれました。なかなか板についています。たとえば、「ハロプロ川柳」のコーナーで生田のこと揶揄した川柳が紹介された時、生田がガキさんヲタであることを知らないファンのためにきちんと解説した上で、「キモイとか言わないであげて下さいね」と生田のことを温かく見守ってあげるようファンに向けてお願いしていました。ファンに対してわかりやすい説明をし、メンバーに対しては気遣いをするといった、なんとも機転の効いた対応をしていると思いました。
 歌と歌の間のMCでは、進行役によってはグダグダになることもありますが、みついだとスムーズに流れると感じがします。2時間弱のライブがあっという間に過ぎ去ってしまうと感じるのも、みついの貢献だと思います。


2.フォレフォレ(Forest For Rest)/DIY
 ちなみ(ベリ)・みや(ベリ)・まいみ(℃)・なっきー(℃)・はるなん(娘。)の5人からなるユニット。初めて見ました。韓国っぽいサウンドや、5人構成という点から、KARAを想起しました。
 一推しのみやが出演するユニットで前半はみやの動きに注目していいましたが、後半は、なっきーに目が行ってしまいました。下はホットパンツ。上はおへそを出した白い衣装。なっきーの胸の大きさが強調されているので、ちょっといやらしい目で見てしまいました。(ごめんねなっきー)もうそんな年頃になったのですね。


3.フクちゃんがいい子すぎる
 後半のMCでさゆが、フクちゃんまーちゃんにいろいろと質問するコーナーがありました。
 この時の、フクちゃんのコメントに感動しました。「今日自宅に帰ったら、まず何をしますか?」という質問には、「カバンのコロコロ転がるタイヤを拭きます。」と回答。当たり前といえば、当たり前なのですが、フクちゃんが物を大切にしている姿が浮かんできました。ちなみに、さゆは拭かないそうです。


 さらに「超能力が使えたら何に使いますか?」という質問には、「渋谷の人を全員、ハロヲタにする。」と回答。「自分のためだけに使うんじゃないんだ?」とさゆに聞かれると、「はい。全体的にファンが増えてくれればいい(そうすれば結果的に自分のファンも増えるだろう)。」と回答。
 自分のためだけにガツガツするのではなく、チーム全体(ハロプロ)の発展を考えている所は、素晴らしいと思いました。


4.視覚的に楽しめる
 キタコレでは、どうだったか思えていませんが、ワクワクではグループごとに衣装の色が決まっていました。後半それぞれのグループカラーで登場。モーニング娘。Berryz工房℃-ute、まのちゃんはスマイレージピンク


 特に、℃-uteの黄色はインパクトがありました。黄色といえば、まいまいですが、他の4人が黄色の衣装を着ているのは貴重でした。特にまいみの黄色が、いつもの赤とギャップがありました。
 全員黄色なんて、℃-uteの単独ライブではありえない光景だと思いました。こうした試みができるのもハロコンの良いところですね。


5.My Days for You
 ライブ中盤では、まのちゃんの曲を、かのん(娘。)、さきちゃん(ベリ)、熊井ちゃん(ベリ)、りさこ(ベリ)、ちさと(℃)の5人で歌いました。一斉に緑のサイリウムが会場に輝きました。きれな色です。ここでも視覚的に楽しませていただきました。
 昼公演のキタコレではハッピーバースデーを会場全員に歌ってもらい、夜公演では緑のサイ祭り。「誕生日」を「地元」でお祝いしてもらえるなんて、かのんは幸せだと思います。
 夜公演の開始前、たくさんの人が緑のTシャツを着て、サイリウムを配っていました。生誕祭の主催者メンバーは、数十人はいたと思います。娘。ファンの人たちの組織力に感心しました。


6.最高のメドレー
 昼公演のキタコレのメドレーは、いきなり盛り上がり、そのまま突っ走る感じでしたが、キタコレのメドレーは、じわじわ盛り上がっていく構成のように感じました。個人的は、キタコレのメドレーの方が好きです。
 スタート曲のプリーズミニスカ ポストウーマンでは、どうしてもゆうかりんのことを思い出してしまいます。少し過去に引き戻されたようです。このような気持ちになったのは私だけではないと思います。このようにヲタの気持ちをくすぐる曲を1曲目に持ってきて、さらに2曲目にまのちゃんの青春のセレナーデを持ってきます。この曲も昔を思い出してしまうような、せつないメロディが含まれています。しかし元気なメロディもありますので、過去にとらわれずに前に進んでいこう!という気持ちになれます。
 

 その後、SHOCK!ヒロインになろうか!Kiss me 愛してる浪漫 〜MY DEAR BOY〜と続きます。これらの曲は、マイナー調の曲。でもじわじわと気分が盛り上がってきます。

 そして、一気に吹っ切れます。負けるな わっしょい!Be 元気<成せばなるっ!>グルグルJUMP同じ自給で働く友達の美人ママ友情 純情 oh 青春と続く5曲で幸せな気分がやってきます。歌の力って素晴らしい。ハロプロにはこんなに素晴らしい曲がたくさんあるのですね。


7.ラストは2曲あり
 昼公演のキタコレでは、メドレーの後は1曲だけで終了しましたが、夜公演のワクワクでは2曲ありました。青空がいつまでも続くような未来であれ!で終わっても十分満足でしたが、さらにかっちょ良い歌も演奏してくれました。
 「まだあるのか!」と得した気分になります。つんく♂さんとしては、盛り上がる曲だから最後に持ってきただけなのかもしれませんが、この曲は2012年の冬のハロコンのオープニング曲。冬のハロコンの映像が見たくなりました。夏から冬にループする仕掛けになっており、絶妙な演出になってると思いました。


●冬に引き続き、夏のハロコンも楽しませていただきました。今後は11期の加入もありますし、研修生もますます成長していくことでしょう。来年の冬のハロコンも目が離せません。

●Ktkr(キタコレ)夏のFAN祭り!8/5名古屋公演へ行った

 日本特殊陶業文化市民会館で行われたHello! Project 誕生15周年記念ライブ2012夏へ行ってきました。


 ハロプロ関係のライブへ行くのは、5/27のBrryz工房の大阪府立大学での「友好祭LIVE」以来でした。久しぶりの現場は、ちょっと懐かしい感じがしました。前半は新曲も多かったせいか、あまり自分の体が動きませんでしたが、後半のメドレーあたりからよく体が動きました。以下、印象に残った点を箇条書きにしたいと思います。



1.ハロプロ研修生
 ライブは超HAPPY SONGからスタート。まずは、名古屋でなかなか見ることのできない研修生のチェックです。名古屋には6人が来てくれました。メロン色?の衣装がとてもさわやか。
 一人だけ知っている子がいた。たぶん舞台「三億円少女」でBerryz工房と共演したななみんだと思う。
 ほかの5人は初めて見る顔です。勉強不足で、名前も知らないです。その中で一人、とてもバネがあってダンスがしなやかな子がいました。笑顔も素敵です。元スマイレージ小川紗季ちゃんの小さい頃に似ている感じ。
 その子は、ひな壇の後列にいましたが、常に踊っています。曲が盛り上がるところでは立ち上がります。しかも、ステージで歌っている先輩メンバーのフリを見ないで、正面の客席の方を見て踊っています。もうダンスはインプットされているのでしょう。
 さらに驚くことに、口が動いています。歌詞も覚えています。すごい逸材がいるものです。ソロ、グループなど何らかの形でメジャーデビューしてくる予感がします。


 このように「できる子」につい目がいってしまいますが、とてもあどけない表情をする子もいました。癒しキャラになるかもしれません。また、これからスラッと身長が伸びるだろうな。という感じのする子もいました。ビジュアル担当になるかもれません。
 ハロプロ研修生には、さまざまな人材がいることがわかりました。将来が楽しみです。


2.スマイレージ
 スマイレージでは、かななんを推しています。完成されていない感じがとても良いです。左ひざに肌色のテーピングがありました。少し痛々しかった。
 りなぷーの右ひざには、かざぶた。かにょんは右ひじに白い包帯?テーピング?。いつからスマーレージは格闘家になったのでしょうか?事務所の人には、もう少しメンバーの体のことを労わってあげて欲しいなと思いました。


3.まのちゃん
 Song for the DATEで、ステージに登場してきたとき、翁スクリーンにまのちゃんの顔が映し出されました。髪の毛を七三風に分けているせいか、なんだか急に大人になった気がしました。ハロプロの卒業を控え、プロとしての意識がさらに強くなっているからなのかもしれませんね。


4.℃-ute
 新曲の会いたい 会いたい 会いたいなは、とてもハードな曲調です。甘い罠がさらにパワーアップした感じです。衣装は、右手のそでがヒラヒラした生地です。天女の羽衣のようです。これが右手が動くたびにヒラヒラして、とてもセクシーで妖艶な雰囲気を醸し出しています。

 この曲中で、まいみの正面キックが2回見られるのですが、かなり足が上がっています。自分の身長よりも上がっているのではないか?ムエタイの選手かと思いました。


5.Berryz工房
 「ちゃーちゃらっちゃ ちゃららら ちゃーちゃらっちゃちゃー・・・・」と帰りの電車の中でも、脳内リピートしていました。恐るべしcha cha SING。この曲は中毒性がありますね。
 「一年中」「百年先」「お隣さん」・・・・のところはかなり盛り上がりますね。会場の雰囲気が一気に明るくなったような気がしました。


6.モーニング娘。
 One・Two・Threeは、パソコンで何度も見ました。しかし、生で見たいとずっと思っていました。ハロコンで見られて良かったです。それもMVと同じ衣装だったので大満足です。
 スクリーンにアップで映し出されたさゆの顔がとても色っぽかったです。「こんな表情もするんだなあ」と。新しい発見でした。


 ひな壇にいるえりぽんの動きが面白いので、私は毎回注目しています。今回のえりぽんは、舞台上手のひな壇前列にいました。客席から向かって、れいな・えりぽん・かのん・ももち・まあさ・ゆりな という並びでしたが、一人で立って踊っていました。隣の人が一緒の行動をしてくれなくても、自分の楽しみたいように楽しむ姿勢は素晴らしいと思います。


7.キャベツ白書/ピーベリー
 ライブ後半では、スマイレージあやちょモーニング娘。りほりほのユニットの歌を初めて聞きました。ZONEの「H・A・N・A・B・I 〜君がいた夏〜」のような雰囲気。昔を思い出すノスタルジックな曲調は、癒されます。


8.すまいるブルース/須磨入姉妹(すまいるしまい)
 スマイレージかにょんとめいめいのユニット。ちょっと痛い女子を描いた曲。「おならこいても」という歌詞が2回も出てきて驚きました。こういうお笑い系の曲もたまにはいいですね。
 めいめいは、アップテンポの曲だと、歌いづらそうで、あまり声が出ていないような気がしますが、この曲のようなスローな演歌調の曲だと、すごく声に伸びがあるように感じました。これはめいめいの魅力の一つですね。バラード曲なんか歌わせたら、いい雰囲気が出せると思います。


9.史上最長のメドレー
 司会のまこと氏によると、これまで一番長いメドレー(約20分)ということですが、確かに長かったです。元気者で行こう!スキちゃんDanceでバコーン!など、それぞれのグループのライブで盛り上がる曲を一つに集めたような豪華なメドレーです。次から次へとノリの良い曲が来るので、どんどんテンションが上がっていきました。

 29人がステージでパフォーマンスすると、通常の単独コンサートでは味わえない壮観な眺めです。メドレーの途中で29人がステージの真ん中に寄って来て、正方形で寿司詰め状態になるシーンがありました。「こんなに沢山いるのかぁ」と感じました。
 


●メドレーの後、チョトマテクダサイ!でライブは終了。「あれっ?もう終わり?」と思いました。すごく時間がたつのが早かったです。
 2010年夏、2011年冬・夏はハロコンに魅力を感じなかったので、参戦してませんでした。しかし、2012年冬から、ハロコンに再度参戦するようになって、「やはりハロコンは面白いし、楽しい」と感じるようになりました。メンバーの一人ひとりにあまり注目することはできないですが、全体的にお祭りのような雰囲気がとてもいいです。2013年冬も参戦する予定です。

●aiko 10thアルバム「時のシルエット」1曲目のAkaをスマホで弾いてみた

6/22の木曜日。雨の降る中、自宅でaikoの最新アルバム時のシルエットを聴いてみました。


1曲目のAkaという曲に、いきなり感動しました。すでに50回はリピートしています。


「泣いてしまうなんて勿体ない」と2回繰り返すサビの部分は、素晴らしすぎます。女子の気持ちが上手く表現されていると思います。aikoの才能を感じます。


そのサビをスマホで弾いてみました。自分で演奏してみることで、aikoを少し身近に感じることができました。ちなみにサビ全体の歌詞は、

目の前に広がる今だけの世界 ここはあなたとあたしの幸せの中だろう
ぼやけた向こうに見える顔
泣いてしまうなんて勿体ない 泣いてしまうなんて勿体ない

目の前に広がる今だけの世界
あなたのその瞳がまさに生きている証だろう
優しく触った頬に
泣いてしまうなんて勿体ない 泣いてしまうなんて勿体ない

です。


2回目のサビの「」の意味が、よくわからないです。「唇?」「キスマーク?」


でも、わからなくても良いです。こうした文学的な歌詞も、aikoの魅力の一つだからです。


●絵本「ひめゆり」を図書館に寄贈した

 今日は、慰霊の日
 沖縄での組織的戦闘が終結された日です。
 ちょうど1年前、私は沖縄に一週間滞在していました。


6/22 普天間基地を柵の外から見学。→1年前の記事はこちら
6/23 沖縄全戦没者追悼式に参加。→1年前の記事はこちら

6/24 嘉手納基地を「道の駅かでな」から見学
6/24 辺野古のテント村を訪問
6/26 アブチラガマを見学


 そして、6/26 ひめゆり平和祈念資料館も見学しました。
 見学終了後、発行されたばかりの絵本「ひめゆりを購入したのです。



 女学生が戦争に参加させられていく様子、また戦争がいかに恐ろしく悲惨なことであるかについて、小学生にでも理解できるようにわかりやすい文章で書かれています。



 この絵本は購入してから1年を経過しましたが、3回くらいしか読みませんでした。
 自分が持っているだけでは「もったいない」と思ったので、地元の図書館へ寄贈することにしました。


 本日、図書館で寄贈の手続きをしました。受付のカウンターで寄贈用の書類を1枚記入。
 図書館の人からは、「蔵書にない本ですので、ありがたいです。」と言われました。
 
●8月15日の終戦記念日終戦の日)にむけて戦争について考える時期がやってきます。一人でも多くの子どもたち、またその保護者の方々に読んでもらえたら幸いです。

●天野鎮雄さんの朗読を聴いた

  「愛知一中予科練総決起事件」
   嵐のあとで 〜ある家族と少年の記憶〜

  2012年6月16日(土) 13:30〜15:00
  ピースあいち(名古屋市名東区


 アマチンの愛称で親しまれている天野鎮雄さんの朗読会に、昨日参加してきました。
 朗読された内容は、既存の小説などではなくオリジナル脚本。南山国際中学校の先生が、戦争当時のさまざまな資料をもとに、この日のために作成されたものでした。

 
<主なストーリー>
・時代は太平洋戦争のまっただ中。主人公は、愛知一中(現:愛知県立旭丘高等学校)の生徒さん。
・愛知一中から海軍飛行予科練習生(予科練)に志願する生徒は、国が設定した目標の約1/4しかいなかった。そこで、学校側はもっと沢山の生徒に志願してもらおうということで「総決起集会」を開催。すると全員が志願した。しかし、その中には本意でない人もいたことだろう。 
予科練生となった主人公は、家族と離れ訓練に励む。両親や弟などを気遣う手紙を何通も送る。
 (手紙の内容は、2/11の記事で少し書きました。)
・戦況がしだいに激しくなり、家族のもとに手紙も届かなくなる。昭和20年5月に戦死する。(数え年で18歳、満16歳)

 

<感想>
 天野さんはとても渋い声で、ゆっくりと語られました。とても臨場感のある朗読でしたので、戦争の時代にタイムスリップしたようでした。テレビや映画の映像で見てしまうと、その映像でイメージが固定してしまいます。しかし、朗読の場合は耳で聴いた内容をもとに、自分の頭で場面を想像するので、無限のイメージが膨らみます。


 当時は戦争に反対する人も沢山いたと思います。しかし、「日本人ならお国のため・天皇陛下のために戦争に協力せねばならぬ」といった見えない「空気」に押されて、少年たちがじわじわと戦争に参加していく様子がとてもリアルに伝わってきました。
 

 また、本日の朗読脚本のベースになった当時の手紙を、ご遺族の方が大切に保管されていたことが素晴らしいと思いました。おかげで60年以上も経った現代において、戦争当時の人々がどんな思いで家族に手紙を書いていたのかを知ることができました。どうもありがとうございます。

●Berryz工房 『友好祭LIVE』へ行った

 大阪府立大学の学園際の一つのイベントとして行われたBerryz工房のライブへ行ってきました。


 大学には15:45頃に到着。食べ物や衣類、雑貨などいろんな出店があって、とても賑やかな雰囲気です。「ケミス鶏」という名前の店では焼き鳥を販売。いいネーミングです。


 16:00頃の会場前、人が集まってきました。


 ライブ会場となった 中百舌鳥キャンパスのUホール白鷺は、1階客席の傾斜の角度が結構あります。1階T列で観戦しましたが、見やすい構造です。2階席にも行ってみましたが、1階が傾斜してる分、2階席が高い位置にあります。上から見下ろすような感じです。


 開演直前に、フレディ・マーキュリーI was born to love you が流れ、「オイッ!オイッ!」と歓声が上がります。すでに会場が盛り上がっています。


 通常のコンサートと違って、今回は大学の学園祭なので、「いつも以上に、初めてBerryz工房を見る人がいる」という前提です。だから前半のMCでは自己紹介をします。

 佐紀ちゃんは「キャプテンをやっています清水佐紀です。」、ちなみは「笑顔がトレードマークの徳永ちなみです。」といった自己紹介をしていきますが、最後のりさこは、早口で何を言ってるかわかりません。これはこれでりさこらしいです。

 会場には初めてBerryz工房を見るという人は、結構いたと思いますが、いつものファンの声援やサイリウムなどで埋め尽くされているので、後ろの客席から見るといつものコンサート会場の雰囲気です。

 そんな状況でも、一所懸命自己紹介をやっている7人を見て新鮮な気持ちになりました。大阪まで来て良かったと思いました。


 もう一つ大阪に来て良かったと思ったのは、みやの復活を確認できたことです。私が参加した4月の名古屋公演では、みやは体調不良で欠席していました。
 やっぱりみやの歌声は美しくて魅力的です。ハピネス〜幸福歓迎!〜で「えーいかーいわ じたーいーわー」と歌うところは、シングルCDみやの声にそっくりで、驚きました。8年経って声変わりしてるしてるはずなのに。きっとベースの部分は変わらないのでしょう。


 セットリストは春ツアーがベースになっているような感じでした。バラード系は少なく、シングル曲が数曲追加されたようです。初心者に配慮したセトリだと思います。(アンコール含めて全編90分くらい)


 ●今回は一回きりのコンサートBerryz工房の7人は歌、ダンスともに気合の入ったパフォーマンスでした。それに、いつも以上に笑顔が多いように見えました。それだけ7人がこのコンサートを楽しんでいたのだと思います。素晴らしいコンサートを観させていただきました。学友祭の実行委員会のみなさん、ありがとうございます&おつかれさまでした。

●小川和久さんの話を聞いた

  第31回 愛銀文化講演会
  『日本は国境を守れるか』

  2012年5月9日(水) 18:00〜19:30
  中京大学文化市民会館 プルニエホール


 テレビのコメンテーターとして、よく登場される小川さんですが、講演を聞くのは初めて。「国際政治・軍事アナリスト」という肩書きのとおり、政治面・軍事面の両面からお話し下さいました。講演内容は、日本の安全保障について、北朝鮮・中国・アメリから展望するというお話でした。



1.変化する北朝鮮
北朝鮮は軍事力ではアメリカにとうてい敵わないことを自覚している。そこで「非対称型軍事力」という方針を取ってきた。すなわち、ある分野の軍事力を突出させる方針。具体的には2つの分野を突出させた。
 一つは「核兵器弾道ミサイル」。これを使って、アメリカとサシで交渉しようとして、「今の北朝鮮の体制を保障する。と一筆書いてくれ」とアメリカに要求した。アメリカは拒んだ。
 もう一つは「世界最大の特殊部隊」。約20万人いるといわれる日本の陸上自衛隊員は14.1万人しかいない。同じ朝鮮民族だから韓国人に化けることは容易。


北朝鮮はタフである。半島という攻められやすい地形であるから、頭を使った外交をして生き延びている。韓国との小競り合いを起こす場合でも、中国やロシアが「まあ、それは仕方ないか...」と言ってくれるような場所でしか起こさない。
 たとえば、2010年11月の延坪島ヨンピョンド)砲撃事件。このあたりは、北朝鮮と韓国のお互いが主張する海域に食い違いが生じている地域であるし、北朝鮮は昭和48年から「主張する線より北に来た場合は、砲撃する」と、ずっと主張してきた。



2.「洗練」されていく中国
・2003年に中国は「三戦」を導入。三戦とは、「世論戦」「心理戦」「法律戦」をいう。戦わずして勝つという発想。
 世論戦・・・世界各地にPKOを派遣している。国際イメージアップ
 心理戦・・・相手がビビるようなことをする。
 法律戦・・・国際法を研究して国内法(国境法など)を整備した。


・日本と中国には「トラック2(制服間交流)」というパイプがある。これはお互い戦争をしないためのもの。


・中国のステルス戦闘機には、4つのフィンが付いていた。レーダーに発見されやすいし、エンジンの出力が弱いことを表わしている。しかし、その後フィンが2つになった。中国は着々と進化している。



3.米国の深謀遠慮
・米軍の施設は、日本に84ヶ所ある。自衛隊との共同施設も含めると134ヶ所ある。このことは知らない人が多い。日本が負担する在日米軍経費は、7,000億円を超えている(共産党調べ)。この中に思いやり予算約1,800億円が含まれている。
 日米安保を解消されるのをアメリカは恐れている。ハワイからケープタウンの海域(地球の約半分)を行動する米軍を日本が支えている。これだけの負担をしている日本は国益を得られているのか?



4.日本は海洋国家を自覚し、国益を追求すべし
・日本の領土は狭いが、海を加えると「海洋資源大国」となる。


・難破船などの方法によって尖閣を他国に実効支配されてしまいかねない。国境法を制定して自衛隊を配備するべき。そして国例世論に訴えかける。これによって中国の「世論戦」をひっくり返すべき。
 自衛隊単独の配備が難しいなら、米軍との共同訓練などを時間をかけてやっていく。そして、次のステップとして「人質作戦」をしてはどうか。たとえばスウェーデンの研究機関を尖閣諸島に作るなど。




●小川さんの話を聞いて印象的だったのは、北朝鮮・中国・アメリカどの国も積極的に戦争をしたいとは考えておらず、軍事力を増強するのは、あくまで外交手段の一つとして考えているということでした。相手国の外交・軍事戦略をきちんと理解して、それに冷静に対処していくことが大切だと思います。
 

 しかし、小川さんは、「日本人は危機管理が苦手な民族である。」「日本の外務省は、各国の考えている外交・軍事戦略をきちんと理解していない」とも言われました。これでは国益を損うばかりだと思います。


 あるとき、外務省のお役人と会食をするためにお小川さんは、車を運転していった。運転席から出てきた小川さんに向かって外務省のお役人がこんなことを言ったそうです。「いつも小川先生には外務省の外交を批判されてばかりですが、ワインについてはおまかせ下さい。2,000本の最高級ワインを取りそろえております」
 車を運転してきた人にお酒を勧めるのは、非常識な行動であるし、そもそも小川さんは、お酒が飲めないそうです。こんなこともリサーチできないようでは、ハードな外交交渉なんて、きっとできないでしょう。外務省のお役人って、真剣に仕事をされているのでしょうか? 国民はなめられているのかもしれません。なめられないように外交・軍事に関心を持って、もっと勉強しようと思います。


●90分が、あっという間でした。初めて聞く話も多かったです。中国の「三戦」など、もう少し詳しく知りたい点がいくつかありましたので小川さんの著著を読んで補完したいと思います。