●Buono! ミニアルバム「SHERBET」を聴いた


8/22(水)発売のBuono!の新作のジャケットはパステル調の色彩。
1年前のpartenzaや前作の初恋サイダーに引き続き、本格的なロック路線を進んで行くのかと思いきや、ずいぶん可愛らしい衣装です。アイドルらしくて良いです。


CDに収録された音楽もロック全開というよりも、アイドルのテイストが濃いです。1stアルバムCafe Buono!に還って、原点から再スタートしているような気がしました。


1.FEVER
 収録曲の中で、この曲が一番好きです。3rdアルバムWe are Buono!の一曲目One Way = My Way に雰囲気が似ていて、どちらも疾走感あふれる曲です。
 しかし、両者の違いも感じました。One Way = My Wayでは、3人が一所懸命に、がむしゃらに走っている感じでしたが、FEVERでは、3人が肩の力を抜いて、軽やかに走っている感じがしました。
 「この印象の違いは何だろうか?」と考えてみたら、3人の歌い方の変化にあることに気づきました。2年半の時を経て、3人の歌唱力がアップして、余裕のある歌い方になっています。(特にAメロの部分)


 この曲のBメロは、「パッパ パッパ パッパラ」とコーラスの後にメインボーカルが歌い始めます。このコーラス部分の2人のダンスがキュートな感じになると予想します。8/25のBuono!ライブに参加予定なので、どんな振付になるのか楽しみです。
 おそらくこの曲がライブのオープニングに来ると思います。ミニアルバムを聴いていない人は、「?????こんな曲あったっけ???」となるかもしれないですね。



2.GO!GO!ゴーダ
 初めて聞いたときは「2分弱の曲。短いなあ」という印象でしたが、2回目に聞いたときに「あっ!ピザーラの曲だ!」と気づきました。CM曲がCD音源化されたのですね。


 ライブでは前半で演奏されそうです。きっとスポンサーのPIZZA-LAについてもMCで触れるのでしょう。



3.初恋サイダー(Album version)
 少し音がマイルドになったのでしょうか? 最後に歌い終わった後のドラム演奏が長くなったような気がしますが、具体的にシングルversionとの違いがよくわかりません。演奏している人は同じようです。



4.未来ドライブ
 とてもリラックスできる曲です。ドライブしている時に、この曲を聴くと眠たくなってしまいそうです。
 Cメロは高い音程ですが、この曲のゆったりとした雰囲気を壊すことなく、あいりが無理せずに脱力した感じで歌ってくれています。


 このタイプの曲は、やはりライブの前半に演奏されることになるでしょう。



5.BELIEVE★★★
 初めて聴いたときは、よくある「頑張っていこう!」系の元気ソングという印象でしたが、歌詞カードを見ると、ある特徴に気が付きました。
 言葉の表示方法がゆる〜いのです。眼差し→「マナザシ」、魅力的→「みりょくてき」、美意識→「びいしき」、理想→「りそう」など、漢字表示を敢えてひらがなやカタカナで表示することで、本来の言葉の持つイメージを少し柔らかく伝えてくれます。
 「みんな頑張りすぎるから、もう少し肩の力を抜いて、楽に行こうよ!」といったメッセージが込められているような気がしました。全力疾走しないところが、1曲目のFEVERとの共通点だと感じました


 アンコール2曲目(本当に最後の曲)で演奏されそうですが、新曲ですので、ライブ前半に演奏されると予想します。



6.夏の星空
 やさしいメロディに心が洗われます。1stアルバム収録の星の羊たち君がいればなどのように、ライブの中盤で「しっとりと聴かせる曲」およびアンコールで「静かに締めくくる曲」になっていくことでしょう。


 Buono!の曲は、「1人で歌う」または「3人で歌う」のが一般的ですが、この曲は「2人」で歌っています。
 Aメロでは、まず「みやあいり」が歌います。2人はもともと声質が似ていますので、相性がとても良いです。聴いていて、とても心地よいです。


 そしてBメロ前半は「ももあいり」、Bメロ後半は「みやもも」と続きます。
 「ももあいり」「みやもも」の組み合わせも、なかなか良いです。お互いの声を聴きあいながら、メロディをていねいに歌おうとしている雰囲気が伝わってきます。ライブでこの曲を聴いたら、100%涙が出ると思います。



7.Never gonna stop!
 You-Tubeで何回も聴いていたので、CDで聴いても新鮮な感じはしませんでしたが、「Buono!は単なるアイドルではない。ロックアイドルだ!」と強く感じました。


 この曲は、ミニアルバムを聴くまでは、ライブの1曲目に演奏されると予想していましたが、ライブの後半戦の1曲目の生バンドが登場する時に演奏されると思います。



●今回のミニアルバムは、1年前のpartenzaのような、テクノサウンドやソロ曲はありません。とてもシンプルな作りになっています。でも、3人の歌唱力・表現力が素晴らしく豊かになっているので、とても楽しめる内容でした。