●℃-ute 2012春〜美しくってごめんね〜名古屋公演に行った

4/30(祝・月)に中京大学市民文化会館にて行われた℃-uteのコンサートへ行ってきました。
昼公演はファミリー席2列目、夜公演は1階18列目にて観戦。


まだまだツアーは6月まで続きます。以下、ネタバレを含む内容ですのでご注意ください。








単独コンサートは1年ぶりの℃-uteですが、1年前と比較して、様々な点でパワーアップした印象を受けました。ざっと挙げてみると以下の5点です。


 1.電光掲示
 2.フラッグパフォーマンス
 3.鈴木愛理のヴォーカル
 4.ハモリ
 5.即興芝居


1.電光掲示板の使い方が素晴らしい
 約1.8m×約1.2mの電光掲示板が5枚、客席から見てW字型に配置されています。

 まず、2曲目かっちょ良い歌の間奏でメンバー紹介に使用されます。後ろのセットが透けて見えるくらいの電光掲示板なので、粒子は細かくないです。過去に使用されていた巨大スクリーンのように鮮明な画像ではないです。


 驚いたのは、ちさとソロ曲都会のネオンが驚くくらいの美しさが欲しいの時です。ちさと本人と同じようにダンスを電光掲示板の光の映像が踊っています。まるでバックダンサーが5人いるようでした。上手い使い方です。


 もっと驚いたのは、中盤の憧れ My STARの時です。メンバーの一人が歌いながら、電光掲示板の後ろに隠れるように歩いていくと、メンバーの映像が電光掲示板で表現されるのです。またそのメンバーの映像が指をさすと、そっちの方向からメンバー本人が現れたりします。5人が縦横無尽に動き回るので、まるでサーカスを見ているみたいです。


 電光掲示板そのものは、Buono!のライブでも数回使用されており、決して新しい機材ではないのですが、使い方次第で視覚的にとても楽しめるものになることが分かりました。この演出を考えたスタッフさんは素晴らしいと思います。



2.華麗なフラッグパフォーマンス
 2年前の春ツアーショッキングLIVEでもフラッグパフォーマンスがありました。この時の曲は、EVERYDAY絶好調!!でした。当時のDVDを見てみましたが、回す時のブルンブルンという音が聞こえてきそうで、バトンの重さを感じます。


 しかし今回は、重さを感じさせない旗さばきです。スピード感もアップしています。Midnight Temptationの軽快なサウンドに合わせて、旗が手の一部のように自然に動いていました。
 ハロプロタイムでトレーナーの先生が、難易度が2倍も3倍も上がっていると言っていましたが、確かにその通りだと思います。右手と左手が違う動きをするところが多いです。相当難しい技をマスターしたのでしょう。ハロプロタイムでは、なっきーが初日にスランプに陥っているようでしたが、バッチリできてました。



3.鈴木愛理の歌声が素敵すぎる
 2曲目のかっちょ良い歌は、あいりパート「きょうの たーのしかーった・・・」から始まるのですが、その歌声がものすごく心に響きました。Berryz工房のりさこやみやの歌声も個人的には好きですがあいりの歌声は、まっすぐな所がいいです。

 
 終盤の青春ソングでは、あいりのアカペラで始まります。
 Aメロの「青春を歌おう WOWWOWO WOWWOWO WOWWO 青春を描こう自由なセンスで 青春を歌おう WOWWOWO WOWWOWO WOWWO 青春を飾ろう自らこの手で」の部分を一人でゆっくりと噛みしめながら歌います。Danceでバコーン! を歌った直後なので、少し息を切らしながら歌うところが、またライブ感があって良いです。


「自らこの手で」の部分はオリジナルの下降系の音階ではなく、だんだんと音程が上がっていく上昇系のメロディーになっているので、会場から「ウォーーーッ!」と歓声が湧き上がります。アメリカの大物アーティストが開会式などでアメリカ国歌を歌って盛り上がるような感覚です。会場のボルテージを一気に盛り上げるあいりの歌声は、国宝ものです。



4.ハモリに挑戦
 歌が素晴らしいのはあいりだけではないです。他のメンバーもハモリに挑戦して歌の実力を上げていることが今回のコンサートで良くわかりました。
 
 中盤のAs ONEのサビでは、あいりまいまいが、美しいハーモニーを聞かせてくれます。

 
 さらに、幸せ途中では、ちさとまいまいちさとなっきーなどの組み合わせでハモリを聞かせてくれます。℃-uteは一人ひとりの歌唱力のレベルがハロプロの中で一番だと思うので、今後もどんどんハーモニーに挑戦して欲しいです。



5.即興でお芝居をしている
 中盤のMCは「美しく演じましょう」というコーナー。3人がステージにいて、1人が司会、他の2人が箱の中から紙を選び、その紙に書かれたシチュエーションをベースにして、2人が演じるというコーナーです。


 昼公演は「2年目の見習美容師に、受験生が大学進学の相談をする」というシチュエーション。見習美容師をなっきー、受験生をちさとが演じました。美容院に来店したちさとが待つ間、なっきーにコーラルマンド(ブルボンのお菓子)を要求し、なっきーがこき使われるところが面白かったです。

 
 夜公演は「野球部3年の田中先輩に告白したい高校一年バスケ部女子が、野球部のマネージャー1年女子に、ラブレターを渡してもらうようお願いをする。しかしそのマネージャーも田中先輩のことが・・・」というシチュエーション。バスケ部女子をあいり、マネージャーをちさとが演じました。
 あいりのお願いを素直に受け入れずに、じらすちさと。あいりに「あなたも好きな人いるの?」と聞かされ、少し慌てるちさとはなかなかの演技でした。この流れで、あいりが「もしかして、あなたも田中先輩のことが好きなの?」と聞くのかと予想しましたが、そうはならなかったです。

 
 自分の経験していないことも多いので、その場でシチュエーションを与えられて、演じることは結構難しいと思います。グダグダになるかと心配したけど、いい感じにドラマになっていました。ここ数年の舞台経験が役に立ているのでしょう。




 以上のほかにも印象に残った点がいくつかあります。
まいみSHOCK!を歌う時のボディコン衣装が色っぽすぎる。
・アンコールのズンタカマーチ〜人らしく生きよう〜では、メンバーが小さいフラッグを小刻みに使ってコミカルに踊っている。ファンもグッズで売られている℃-uteオリジナルフラッグを持って踊っている。メンバーの持っているフラッグは少し大きめのようだ。
・昼公演の最後の挨拶で、あいりが「楽屋にしるこサンドが置いてあった」とコメント。名古屋名物に言及してくれてありがとう。


●会場は満員にはなりませんでしたが、後ろの方の席は女性ファンが多かったです。当日券などで入場されたのでしょう。中には初めて℃-uteのコンサートを見る人もいたと思います。本日の公演の充実ぶりからすれば、きっと満足されたことでしょう。さらに新規のファンが増えるといいなと思います。