●映画『僕等がいた』を見て、Mr.Childrenの新曲「祈り 〜涙の軌道 」を聴いた

 昨日、『僕等がいた』を見てきました。
 最大の目的は、ミスチルの新曲を聴くことです。テレビやYou-Tubeなどでは情報を遮断して聴かないようしていましたので、映画館で初めて聴きました。


1.主題歌の感想
 映画の本編が終わり、エンドロールで桜井さんの声が。静かに響き渡ります。一音一音とても丁寧歌っているので、桜井さんの歌声がオルゴールを奏でているように美しく聞こえてきました。
 すべてを包み込むような優しい歌声は相変わらず健在でした。本編ではあまり泣けませんでしたが、エンドロールで涙が出てきました。歌の力は素晴らしいですね。早くCDで聴きたいです。


2.映画の感想
 ちなみに映画は想像以上に、なかなかいい話でした。前篇・後編と2部作のうちの前篇を見たわけですが、前篇だけでも「起・承・転・結」がしっかり描かれていますので、一つの独立した作品として楽しめました。
 
 主役の生田斗真君や吉高由里子さんは、文句のつけようのない素晴らしい演技でした。しかし、それ以上に素晴らしかったのは、生田君の親友役の高岡蒼佑とクラスメートの本仮屋ユイカさんの二人。


 高岡君は、主人公の二人を温かく見守る役。二人に対して、時には厳しく、時には優しく接します。ひとつひとつの言葉に温かみがあります。こんな友達がいたら幸せだと思いました。
 約6年前に沢尻エリカ様と共演した「シュガー&スパイス 風味絶佳」では、ちょっと感じの悪い役を演じていましたが、今回はとても良いイメージの役を自然に演じられたように感じました。

 本仮屋さんは、笑顔を見せない訳ありなキャラ設定。セリフも決して多くない。でも、物語の重要なカギを握る人物でもある。こういった難しい役を冷静に、しっとりと演じていました。さすが金八先生(第6シリーズ)の生徒ですね。


 あと、この映画で強く印象に残った場面があります。ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、高岡君のお姉さん役 須藤理彩さん恋愛論を語るシーンが2か所あります。そこで語られる核心をついた言葉に「なるほど〜」と納得させられました。この2か所だけでも映画を見た甲斐がありました。これから映画を見る方は、この2か所にも注目されると良いかもしれません。



●エンドロールが終わると、後篇の予告が始りますので、予告を見たい方は最後まで席を立たないように注意しましょう。後篇には、ストレートな演技が魅力の比嘉愛未さんが登場します。早く続きを見たくなりました。