●Buono!ライブには欠かせないDolceの存在

 Buono!の2012年冬のライブも、2/25(土)に無事に終了することができました。
 これも最強のサポートバンドであるDolce(ドルチェ)のみなさんのおかげでもあります。


 2/12のパリ公演では、DolceがいなくてもBuono!の3人が素晴らしいライブを実現させることができました。外国のお客さんたちは、とても満足されたことでしょう。「あれっ?Dolceは出ないの?やっぱ生バンドじゃないと物足りないなぁ...」なんて言う人は、ほとんどいなかったのではないと思います。

 しかし日本において、少なくとも私の中では、Buono!ライブではDolceは無くてはならない存在となっています。
 

 お世話になっているDolceに感謝の気持ちを込めて、本日は4人について書きたいと思います。2/25のライブの前日に新宿西口のビッグカメラにて双眼鏡(8倍)を購入(4、770円、477ポイント付)。DVDにはほとんど収録されない4人の活躍をじっくり拝見してきました。



1.キーボード:ejiさん
 ライブの2曲目は、We are Buono! 。この時、すでに頭を激しく振りながら、演奏していました。茶色いロングヘアーが獅子舞のようになびいていました。頭を縦に振ると、髪の毛が顔を覆って、鍵盤が見えなくなる。すると、頭を横に振って顔を覆っている髪の毛を払いのけるのです。これがまたカッコ良かったです。
 両手で演奏しているから手は使えない。すべて頭の動きで髪の毛をコントロールしていました。なかなか芸術的な演奏スルタイルだと思いました。ここは、ちょっとでもDVDに写っていることを願います。


 3曲目は泣き虫少年。第2Aメロの「悲しいこともあったはずなのに」でejiさんがコーラスに入ってきます。しかし、なんかちょっとうまくいかなかったようで、「あれっ?」と一回首をひねって、マイクの位置を調整していました。演奏しながら、常にベストな状態を保つ工夫をされており、さすがプロです。


 4曲目のロッタラロッタラや、後半戦のBravo☆Bravoでは、素敵な笑顔で客席を見てくれました。観客と一緒に楽しんでくれて嬉しいです。


 5曲目の -Winter Story-では、ejiさんのキーボードが大活躍でした。4台設置されたキーボードすべてを使って演奏してくれていました(多分)。1曲の中で、4種類の音色を表現してくれたおかげで、この曲がとても大きな曲に感じました。4台のキーボードを巧みに操るejiさん。さすがバンマスです。


 JUICY HE@RT など、複数の曲でコーラスを担当してくれているのですが、メロディーが盛り上がるところでは、左肩を少し上げて、そこに頭を乗せるように首を曲げる。そして左手を動かしながらメロディー歌ってくれています(絢香みたいに)。これまたカッコ良い演奏スタイルでした。単なるバックコーラスではなく、ヴォーカリストの気持ちで歌ってくれているようでした。

 
 そして千秋楽では、ダブルアンコールの君がいればで、静かに伴奏をしてくれました。歌い終わると、3人はライトを浴びながら下手に退場。しかし、ejiさんは反対側の上手へひっそりと退場されました。「ejiさんも一緒に下手に退場すればいいのに」と思いましたが、あくまで主役はBuono!の3人ということで、陰でしっかりと支えてくれました。


 歴史をたどれば、ejiさんは初ライブのRock'n Buono!(08年8月)からBuono!の3人を支え続けてくれています。まだあいりが中学生だった頃からです。だからBuono!をお姉さんや母親のような目線で温かく見守ってくれています。ejiさんのブログでも、そうした気持ちが表現されています。ejipianoより、2/27付記事の一部を引用させていただきます。 http://ameblo.jp/ejipiano/

今回のツアーは、リハーサルの段階から、
いつになくBuono!の3人ともたくさん話し合いました。
一緒に創り上げてく過程で、3人の想いがひしひしと伝わってきて、
私自身もかなりやる気をかき立てられました。
3人の成長が手に取るようにはっきりと見えたツアーだったと思います。

 ejiさん自身、成長した3人から多くの刺激を受けられたようです。成長を具体的に感じることができて、嬉しかったことでしょう。

また、次Buono!のLIVEがあるとしたら、
もっともっっと色んなことに挑戦して、
一緒にものすごいLIVEを創れたらなぁと思います。
この先もずっと、3人の成長を見届けたいなぁ。

 この4行を読んで、私は嬉しくなりました。ejiさんにとって「Buono!ライブ」は、やり尽くしたものではなく、まだまだ色々とやりたいことがあるようです。Buono!ライブを毎回楽しんでもらえているようです。ここでも「成長」という言葉が使われています。ejiさんにっとても、Buono!ライブを通して「成長」していってもらいたい。そう私は願っております。



2.ギター:マーティ
 今回のライブでは、ももちのソロI NEED YOUでは、一緒にわかいいダンスを披露してくれました。まさか、ダンスをさせられるとは、マーティ本人は思っていなかったことでしょう。
 しかし、とてもリズム感の良いステップでした。楽しそうに踊ってくれているので、マーティ自身、ダンスが好きなのではないかと思いました。ジャンプもしてくれて、ありがとうございます&お疲れ様でした。


 伝説のロックバンドBOΦWYカバー曲Dreamin'の間奏のギターソロは、とても堂々と演奏されていました。最後の方は弦を見ないで、観客の方を向いていました。かなり練習したのだと思います。

 
 ギターの弾けない私が言うのも大変失礼なことですが、以前、ギターを弾いてくれていた潤子さんと比較すると、マーティはテクニック的にはまだまだの部分もあるかと思います。しかし、Buono!の3人もまだまだ発展途上です。一緒に成長していって欲しいと思います。
 
 

3.ベース:なおみちゃん
 なおみちゃんはステージ下手の定位置からほとんど動きませんでした。少し内またで直立不動。リズムをしっかり刻んでくれていました。


 また、複数の曲でコーラスを担当してくれました。特にあいりのソロOVER THE RAINBOWでは、ejiさんと2人で、とてもムードのあるコーラスをしてくれました。(昔の歌謡曲の歌番組で、オーケストラ・バンドの右後ろあたりに、ドレスを着た音大卒業されたようなお姉さんが2,3人いてコーラスしてくれる、あの雰囲気です)


 Independent Girl 〜独立女子であるために〜では、サビの所で、ベースのヘッドを左右に揺らす動きをBuono!・マーティと一緒にやってくれましたし、Bravo☆Bravoでは、最後「大きくジャンプ」の所で、ジャンプしてくれました。リズムを着実に刻まなければいけないのに、必要以上の動きをやっていただき、ありがとうございます。


 終盤では、曲と曲の間にベースの弦をタオルで拭いていました。指の汗が弦にべったりとついてしまうのでしょうね。スピーカーの上には数枚のタオルが置いてありました。こんな苦労があったとは。双眼鏡を使ってみて、初めて知ることができました。


 基本的にはリズムに専念してくれたなおみちゃんでしたが、本編ラスト2曲の恋愛ライダーワープ!では多くの笑顔を見せてくれました。



4.ドラム:まいまい
 なおみちゃんと同様、まいまいもリズムを刻む重要な役割。それに絶え間なく両手、両足を使っていることから相当な運動量になると思います。今回のライブでは、DEEP MIND のような連打する曲があったし、ホントのじぶんでは、間奏のドラムソロではダイナミックな演奏で体力を使われたことでしょう。


 だからライブ中がほどんど笑顔が出ませんでした。笑ってる余裕なんてないのですね。Buono!の3人が安心して歌っていられるのも、まいまいが安定したリズムを刻んでくれているからだということを改めて感じました。本当にありがとうございます。
 

 それでも、本編ラスト2曲では、なおみちゃんと同じように笑顔がこぼれました。もうすぐ終わりだということで少し安心されたのかもしれません。いや、疲れているけれども、今、ライブをやっているその一瞬の時間を存分に楽しんでくれていたのでしょう。


 まいまいは、ejiさんが是非とも一緒に演奏したいと希望するほど魅力的なドラマー。これからもBuono!のサポートを宜しくお願いします。



●以上、Dolceについて多くのことを書きました。それだけ4人(ほとんどはejiさんですが)のことを見ていたことになります。視線の比率は、Dolce50% Buono!50%くらいだと思います。Buono!の3人がこれからも成長していくのと同時に、Dolceのみなさんの演奏も魅力を増していくことでしょう。ですのでこの視線の比率は今後も変わらないと思います。
 そういう意味で、私の中ではDolceは欠かせない存在となっています。今回のライブでも、私が期待していたDolceの写真はグッズ化されませんでした。次回のライブに期待したいと思います。