●Buono! LIVE2012"R・E・A・L" 横浜公演1/28初日へ行った その2

昼公演の開場後、14:10頃の様子です。既に入場が始まっていましたが、多くの人がまだ並んでいました。寒い中お疲れ様でした。



 昨日は、速報版として感想を書きました。これは「Buono!に興味あるけど、ライブを見に行くかどうか迷ってる」という人に対して、今回のライブの良さを少しでも早くお知らせしたいと思ったからです。
 本日はじっくりと感想を書いてみたいと思います。


以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。











1.初めてのメドレー
 今回のライブでは、Buono!初のメドレーがあります。Take It Easy!co・no・mi・chi といった、あまりライブで演奏されないシングル曲、またみんなだいすきといった、まだあどけなさの残る曲、ハモリ美しい紅茶の美味しい店などなど、Buono!のバラエティーに富んだ様々な曲を楽しむことができます。
 メドレーというとすぐに次の曲に移ってしまうので、聴く側としては少々、消化不良気味になりがちです。しかし、今回のメドレーはテンポが良いです。Buono!の世界を一気に体験できて、充実感を得られました。


2.一味違ったソロコーナー
 過去のライブでもソロコーナーはありましたが、今回は少し趣向が凝らされていました。
 あいりがOVER THE RAINBOWを歌い、ejiさんがキーボードで伴奏をしてくれました。歌唱力のアップしたあいりと、ejiさんの華麗なピアノが相まって、神秘的な空間が作られました。
 と思っていたら、なおみちゃんにスポットライトが当たり、重厚なベースを奏で始めます。同時に打ち込みのドラムの音も入ってきました(まいまいは登場せず)。さらにオルガンの音も入ってきました。
 Dolce4人のうち一部のメンバーだけが演奏をして、残りの楽器の音をPA席から挿入する手法。これは新しい方法だと思いました。この方法だと、歌っているあいりだけでなく、Dolceのメンバーにも注目が集まります。Dolceファンの私としては、かなり嬉しい演出です。


 次は、ももちがI NEED YOUを歌い、マーティがギターを演奏してくれました。Aメロでは、正面を向きながら前後左右に ◇ の形を描くようなステップをするのですが、マーティも一緒にステップをしていました。サビのところのアイドルジャンプも遺書にしてくれていました。マーティなかなかかわいいです。


 そして、みやが消失点を歌いました。前奏が始まると昼公演、夜公演ともに歓声が上がりました。この曲が好きな人が多い証拠なのでしょう。順番的には、まいまいがドラムで登場するはずなのですが、登場しません。みやが一人で歌いました。Dolceのメンバーがいないので、みやに集中できます。みやファンにとっては嬉しい点ではないでしょうか。

 以上の3曲ともフルコーラスだったと思います。過去のライブでは、ショートver.だったので、今回はじっくりと3人のソロを堪能できます。フルコーラスで歌うことによって「自分一人で歌いきるのだ」という自覚や責任感が、3人それぞれの中にしっかりと根付いたのではないでしょうか。この意識の向上が、3人の歌の実力が上がった要因といえると思います。


3.まいまいの出番は?
 ソロコーナーが終わると、3人でInternet Cupidを歌いました。「あれっ? まいまいは登場しないのか?」と思っていたら、次のホントのじぶんで登場。
 この曲の後半で「バカヤロー!」と叫ぶ前に、間奏がありますが、ここでまいまいがドラム連打のパフォーマンス。X-JAPANYOSHIKI氏にも負けないくらいの激しさでした。


4.マルマルモリモリはみやがMVP
 ホントのじぶんが終わると、Dolceの登場です。ここでMCがあり、確か昼公演だったと思いますが、ももちが「芦田愛菜ちゃんは、ライバルだけど勝てそうな気がする」とか言っているうちに、「じゃあ、踊ってみれば?」という展開になりました。
 愛菜ちゃん=ももち 福くん=あいり ムック(犬)=みや という設定で再現してみました。「まるまるもりもり、みんな食べるよ。つるつるてかてか明日も」とももちとあいりが踊ると、みやが「ワン!」と叫びます。この叫びが、かなり可愛いかったです。愛菜ちゃんに負けじとかわいく踊るももちを差し置いて、みやが会場の注目をかっさらってしまいました。
 みや本人としては、特に狙った訳でもないのでしょう。なんか訳のわからないまま犬の役をやらされて、「ワン」と言ってみただけなのだと思います。飾らないのみやに出会えたような気がしました。みやファンの私としては大満足です。


5.テンポの良い流れ
 前回のライブに引き続き、今回もカバー曲1/3の純情な感情が演奏されました。前回は3人がハモる、アカペラから始まるので、ejiさんが和音を弾いてくれて、音を確認するために会場がシーンと静かになります。この時、いったんライブの流れが止まっていました。しかし、今回は曲紹介をした後、伴奏も付きで歌い始めます(ハモリ無し)。だからライブの流れが止まらないです。
 この曲が終わると、まいまいのドラム「ドンドンドンドン ドンドンドンドン」というリズムが会場に響き渡ります。スタッフさんがマイクスタンドをステージ上段へ運んで来たので、「次の曲はIndependent Girl 〜独立女子であるために〜 が来るな」と予想ができました。ここで、Dolceのメンバー紹介です。まいまい→なおみちゃん→ejiさん→マーティの順です。それぞれが自分の楽器をロックというかファンキーというか、激しく演奏します。最後のマーティがギタープレイをアピールしながら、その流れでIndependent Girlが始まりました。ここでも流れが途切れませんでした。
 前半のメドレーも流れが良かったです。

 ライブ全般を通して、つねに誰かがパフォーマンスをしていて、息をつく暇がなかったです。それだけ、流れを大切にしたライブ構成をされたのだと思います。Buono!スタッフのみなさん、ありがとうございます。


6.ファンサービス
 アンコールのKiss Kiss Kissのときに、3人が「ドーナツ型のフリスビー」を会場に向かって何度も、何度も投げてくれます。全部で20枚くらいは投げてくれると思います。これ受け取った人は、嬉しいでしょうね。きっと宝物になります。私は2階で観戦していましたが、さすがに2階までは、届きませんでした。


7.細かいけど、いいなと思った4点
(1)ライブの始まる前には、会場にロックな洋楽が流れています。開演直前の曲は、U2のボノのような声の人が歌う曲ですが、シンセサイザーが効果的に使用されており、だんだん気分が高揚してくる曲です。ボリュームもだんだん大きくなってきます。「さあ、始まるぞ!」という気にさせてくれます。良い演出だと思います。


(2) ライブで最初3曲歌い終わると、自己紹介のMCがあります。ここで、いつものようにあいりが、観客に声を出すよう促してくれます。昼公演では、「2階席!」「1階前の方の人!」「後ろの方の人!」と煽り、「忘れてませんよー。真ん中の人!」と前回と言い方が少し変わりました。
 夜公演では、「女子!」「そして男子!」に変わりました。これは、aikoライブと同じ手法です(他のアーティストでもやってるとは思いますが)。aikoライブ歴10年の私としては、aikoの煽りをBuono!が採用してくれて、嬉しいです。是非ともBuono!aikoのようにビッグアーティストになっていって欲しいですね。


(3)ライブが終わると、会場に洋楽のバラードが流れます。このハスキーな声はJOURNEYのスティーブ・ペリーでしょうか?なんとも郷愁の漂う曲です。(追記:ネット調べました。Open Armsという曲です。http://www.youtube.com/watch?v=2lLmYLw0WRI
 しかし、ライブという祭りが終わった状態によく似合う曲調ですので、少し冷静な気分に戻って、会場を出ることができました。これまた良い演出だと思います。


(4) 会場のロビーに、グッズの見本が展示されていますが、本物のギターもおかれていました。近寄って見てみると、ヘッドの部分には、Buono!のロゴが入っていました。「ムスタング」という英語も書かれていました。これはギターのブランド名でしょうか?
 私はギターのことをよく知りませんが、つややかで、かつスタイリッシュなデザインでしたので、欲しくなりました。Buono!ファンには、ギターを弾いている人は結構いると思いますので、少なからず需要はあるかと思います。受注生産とかで発売してくれるといいですね。
 一応、Buono!のギター担当はあいりということになっています。以前、あいりは「ギターを弾けるようになりたい」と言っていました。もしかしたら密かに練習しているのかもしれません。次回のライブツアーでは、あいりのギター演奏を聴くことができるのかも? もしそうだとしたら鈴木愛理モデル」として正式に売り出される可能性はあります。その伏線として、今回、Buono!のロゴの入ったギターを展示しているのかも? などなどいろいろを空想が膨らみました。


●今回のライブには、音楽的な感動がたくさんありましたので、音楽面での感想が中心となりました。しかし、Buono!の魅力は、音楽面だけでなく、トークも面白いです。ライブのMCで3人が何を語ったのか、あまり詳しく書けませんでした。次回の記事で書きたいと思います。