●Buono! LIVE2012"R・E・A・L" 横浜公演1/28初日へ行った その1

昼公演・夜公演、両方参加しました。本日はどちらもファミリー席。じっくり観ることができました。

以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。










1.一番の感想
 Buono!3人の歌のレベルが上がったことに驚きました。歌声に力があります。ヘッドフォンで音楽を聴いている時のように、ダイレクトにはっきりと声が耳に届いてきます。


 特にあいりの成長の伸びしろが、著しいと感じました。声に芯があり、ちょっとやそっとのことでは、びくともしない感じです。Buono!のファーストアルバムの幼い声とかなりギャップがあります。


 みやは、あまり声が裏返らなくなりました。消失点などの曲では、高音域になるとファルセットを有効活用して、見事に歌いこなしていました。


 ももちは、もともと安定感抜群でしたので、それほど成長は感じられませんでしたが、音が高くなるところや、音程が難しそうなところは、丁寧に歌っていました。「この部分は人にきちんと聞いて欲しい」と思いながら歌っているようでした。


2.セットリスト(抜粋)
 YouTubeで好評されていた通り、初恋サイダーWe are Buono!Buono!のテーマ→泣き虫少年の順番でした。
 初恋サイダーを生バンドで初めて聞いて、体が震えました。そう、Dolceがオープニングから登場です。
 Buono!のテーマで、さらに会場は盛り上がります。この時ほど「1階に行きたいっ!」と思ったことはありません。2階では、多くの人は、フリコピなどせずに静かに聞いていました。
 泣き虫少年で、なお一層盛り上がります。あまりに盛り上がりすぎて、「ライブのラストなのか?」と錯覚するくらいでした。


 4曲目は、ロッタラロッタラ。この曲を生バンドで聴くのは久しぶりのような気がします。生バンドだと、重量感があります。


 5曲目は、まさかの-Winter Story- が来ました。冬の曲だけど、歌詞が「年末」のことを歌っています。だから1月のライブには、歌わないと予想していました。しかし、予想を裏切ってくれました。
 さらに、歌詞を一部変えて歌ってくれました。サビの「and a happy new year with you」のところを「and a happy バレンタイン for you」と変えてきました。これにはやられました。粋な演出です。
 

 懐かしい曲もうたってくれました。Internet Cupidです。曲の最初に、ステージの左端に3人が集まり、前奏に合わせて3人が、ピコピコ機械的な動きをしてステージ中央へ移動していきます。この動きを見て、インベーダーゲームを連想しました。面白い演出です。さらに、ヘッドマイクをつけています。口パクなのは少々残念ですが、両手が使える分、ダンスに躍動感があります。前回のライブツアーでのオープニングにも負けないくらいのダンスでした。


 ラストスパートは、ブラボーブラボー→恋愛ライダー→ワープでした。さらにMYBOYが来るかと思ったら、さすがに来なかったです。ここ最近、MY BOYは、ラストの盛り上がりに欠かせない曲となっていましたが、いつも同じだと飽きられてしまうから、今回はセトリから外したのかもしれません。
 ワープの「タオル回し」は、2階のファミリー席の人も結構、回す人がいました。これやると涼しくなりますね。
 

 本編が終わり、Buono!コール、Dolceコールが交互に行われていました。(夜公演はイマイチ揃っていませんでした)
 「アンコールはもうやる曲、無くない?」と思いました。前半から名曲が連発でしたので聴く側としては、それくらい充実感があったのです。しかし、そんな心配は無用で、Kiss Kiss Kissとロックの神様という偉大な曲が演奏されました。
 Kiss Kiss Kissでは、後半に寝るシーンがありますが、昼公演は、みやにもたれかるももち⇔「もたれて来ないでよー」と拒否するみや。 といった構図が面白かったです。夜公演は、真ん中のみやの肩に、左右からももちとあいりが、首を乗せます。モテモテのみやでした。ちなみに、このシーンでは、Dolceの4人も首をぐっと垂らして、寝たフリしています。この一体感がうれしいです。


3.とりあえずのまとめ
 今、ネットカフェからこの記事を書いています。ホテルにチェックインしないといけないので、本日はここまでしか書けませんが、今日Buono!のライブを見て確信したのは、「本当の意味で、お金を取ることができるアーティストになった」ということです。もちろん、これまでもレベルの高いパフォーマンスを見せてくれていましたが、多少のミスなどは、「ハロプロファンの温かい目で見守られていた」という部分が少なからずあったと私は思います。しかし、今日の公演は、ミスもほとんどなく、3人のしっかりした歌声が、体の奥まで響いてきました。
 フランス公演でもフランスのファンのみなさん、きっと満足されると思います。また、本日の2階の1列目や2列目には、音楽関係者が10人以上、観戦されていました。この人たちの中は、「Buono!を初めて見た」という人もいらっしゃることでしょう。単なるアイドルではなく、ロックアイドル。いや、ロックアーティストであると感じられたことでしょう。
 Buono!は「ハロプロファン以外の一般の音楽ファンが見ても、感動・満足を与えられるアーティストに育った」と私は思います。もちろん、これは影で支えてくれるDolceの皆さんのおかげであることは言うまでもありません。
 この私の拙い感想文の記事を読んでくださって、少しでも「なるほど」と思っていただいたのであれば、ぜひともBuono!のライブへ足を運ばれてみてはいかがでしょうか?まだまだ公演は2/25まで続きますよ。