Mr. Children Tour 2001“SENSE” Blu‐ray を観た

火曜日にamzonからミスチルのブルーレイ初作品が届きました。
ミスチルのライブ映像作品を購入するのは今回が初めて。
表のパッケージを見るだけでワクワクしてきます。


パッケージの裏はライブシーンや、ライブで流れたアニメ映像の写真が載っています。
5月に大阪ドームで観たライブの記憶が少し呼び覚まされます。


封を開けると、何やら冊子が入っています。カレンダーか?と思ったら、全23曲の歌詞が載っていました。とても豪華な特典だと思います。ミスチルのライブ映像作品では当たり前の付録なのでしょうか?


さっそく、ブルーレイディスクを再生してみます。
5/15(日)の大阪にいた時の天候も呼び覚まされます。「あの日の昼は天気が良くて、結構暑かったなぁ。」と


◆ブルーレイに関する感想
それにしてもブルーレイは、音も映像も美しいですね。
桜井さんのヴォーカルがしっかり聞こえてきます。田原さんのギター、中川さんのベース、鈴木さんのドラムス、小林さんのキーボードも、それぞれはっきり聞こえてきます。ライブだと他の楽器に負けてしまったりして、聞こえない部分もありますが、その点、ブルーレイはきちんと各パートが聞こえてくるので、映像を観ながら「音楽」を楽しむことができます。ライブにはライブの良さ、ブルーレイにはブルーレイの良さがありますね。


それに、この作品は「ライブ映像」なんだけど、「映画」「ドキュメンタリー映像」みたいだと感じました。
桜井さんの肌の色とか、汗の光ぐあいなど、とてもリアルな感触がありました。
照明の赤、青、黄色、緑などもとても印象的な色あいでした。
カメラアングルやカメラの動き、コマ割りなど、どれも圧巻です。
ミスチルの他のライブ映像は見たことはないですが、この作品は芸術性の高いものになっていると思います。



◆ライブの内容に関する感想
中盤のシーラカンス〜深海」のところが一番好きです。
なぜならこの2曲を聴いていると、自分自身が深海に潜り、日常の嫌なことを全部洗い落して、まっさら状態になってゆっくりと浮上してくる感覚に浸ることができるからです。CDアルバムだとこの2曲は分離して収録されているのですが、今回のライブでは連続して演奏してくれましたので、アルバム『深海』のテーマをきちんと理解できた気がしました。15年前に聞いたアルバムがようやく自分の中で完結した思いです。


後半の「365日」から、本編最後の「Prelude」までの流れは、すごいと思いました。息つくひまもなく、「これでもか、これでもか」と力のある曲が続きます。おなかいっぱいになります。桜井さんの作る曲の素晴らしさを再認識させられるばかりです。


アンコール最後は「かぞえうた」。これまでミスチルの曲に感動したり、勇気をもらうことは多々ありましたが、「救われた」と感じたのは、この曲が初めてでした。
東日本大震災で自分は被災したわけでもないのですが、当時ニュースや新聞で、悲しい状況や見通しの立たない未来などが報道されるのを見ると、私まで強い不安を感じるようになっていました。
そんな中、桜井さんが作ってくれた「かぞえうた」を聴いて、少し楽になりました。少し明るく物事を考えられるようになりました。
今後もこの曲を聞くたびに、気持ちが少し楽になることでしょう。また、東日本大震災で被災された方々のことを思い出すことでしょう。被災された方々のことは、忘れないようにしたいので、この曲を大切にしたいと思います。


●このブルーレイには、元気になれる曲から、気持ちを楽にしてくれる曲など、エンターテイメント要素がいっぱいつまっています。\6,800円以上の価値があります。いや、お金には換算できない価値のあるブルーレイです。