Buono!の今と今後について考えてみた

昨日購入した最新ミニアルバム「partenza」を聴いて、Buono!について考えてみました。


1.ミニアルバムについて
 「これまでのBuono!かわいい&ロック路線から少し外れたなあ。」というのが第一印象でした。少し寂しい気持ちがしました。しかし、同じような路線ばかりだと飽きてくるので、新しいことをやるというのは良いことだと思います。

 今回のミニアルバムを聴いて、Buono!から離れていってしまうファンの人もいるかと思います。でも一方で、このミニアルバムを聴いてBuono!のファンになった人も沢山いるでしょう。ファン層が入れ替わり、新陳代謝していくことは良いことだと思います。

 Buono!のスタッフさんとしては、できればフルアルバムを出したかったのではないかと思います。しかし、いろんな事情があってフルは難しい。そこで、「せめてミニアルバムという形でなんとか出したい」という気持ちでスタッフさんたちがかなりの努力をされたのだと予想しています。

 すでに音源化された曲を除けば、新曲は5曲です。しかし、メンバー3人がそれぞれフューチャーされた曲が収録されている点は、非常に価値が高いです。2ndアルバム「Buono!2」でも3人をそれぞれフューチャーした曲が収録されていましたが、今回は、ほぼソロ曲ですので、3人それぞれの個性がより強く表現されています。ライブでこの3曲が演奏されることで、より変化に富んだステージになることでしょう。


2.事務所における位置づけ
 メンバー3人は、Berryz工房℃-uteのユニットをメインに活動しています。両ユニットのスケジュールの合間にBuono!の活動をしているのが現状。少ない時間を有効活用して、レコーディング、撮影、ライブ活動などをしています。ハロプロの中では、Buono!が最もコストパフォーマンスの高いユニットだと思います。
 とはいえ、Buono!というユニットは2つの既存ユニットからメンバーを集めているという構造上、事務所としても、2次的な位置づけにならざるをえないのでしょう。「Buono!人気が上がりすぎると、Buono!の活動時間が長くなる。しかし、労働時間は有限だから、Berryz工房℃-uteの活動時間を削減せざるを得ない。」というジレンマを抱えています。
 エース級の3人を集めたBuono!は、もっともっと人気の出る潜在能力がありながら、それを発揮する環境に制約がある。非常にもったいない気がします。
 Hello! Projectのホームページをみると、トップページ下のリンクバナーに「Buono!オフィシャルブログ」のバナーが見当たりません(佐紀ちゃんなどの個人ブログのバナーはあるのに)。単なる入れ忘れなのか? それとも敢えて入れていないのでしょうか? Buono!ハロプロ色を薄くして売っていく戦略なのかもしれません。


3.武道館ライブの実現可能性
 ロックの神様の中の登場人物は、文化祭の小さなステージを武道館に例えていますが、Buono!の3人には、本物の武道館でライブをさせてあげたいと私は考えています。
 では、実現できるのか? そのためには1万人くらいのファンを集める必要があります。私も参加した昨年12/15のモーニング娘。横浜アリーナのコンサートのチケットが、平日開催にもかかわらず完売したことからすれば、Buono!ライブで1万人の集客も十分可能だと思います。内訳をざっくり試算してみます。
 ・いつもBuono!ライブに来てる関東のファン・・・2,000人
 ・いつもBuono!ライブに来てる東海のファンが上京・・・200人
 ・いつもBuono!ライブに来てる関西のファンが上京・・・300人
 ・Buono!メイン推し以外のハロプロファン(上京組含む)・・・3,000人
 ・ハロプロ以外のアイドルファン・・・2,000人
 ・ロック好きな人たち・・・500人
 ・Buono!を初めて見るよ!という新規ファン・・・1,000人
 ・ejiさんなどDolcheメンバーのファン・・・1,000人

 ざっと1万人になりました。「活動5周年記念」とか「全国ツアーの最終公演」などの話題性をうまく活用すれば、武道館ライブの成功も夢ではありません。その日が来るまで、微力ながらBuono!を応援して行きます。