映画「手塚治虫のブッダ −赤い砂漠よ!美しく−」を観た


昨日、見てきました。
・ストーリーは、細かいエピソードが時間の都合上カットされていましたが、基本的には手塚先生の原作にとても忠実な内容でした。しかし、キャラクターの顔は、美人やイケメンになっていました。
・声優には、吉永小百合さん、堺雅人さん、水樹奈々さんなど有名な人が参加。竹内順子さんがチャプラという役でしゃべっているのですが、イナズマイレブンの円堂くんとかぶって聞こえてきました。


・この映画から、自分なりに2つのメッセージを受け取りました。
1.昔は、同じ人間なのに身分の差があった。貴族の子どもは貴族であり、奴隷の子どもは奴隷であるため、平等な世の中ではなかった。
現代の民主的な国では、身分の差こそないが、経済的な格差や教育の機会の格差などがある。人種差別も完全に無くなったとはいえない。このように個人の努力ではどうにもならない部分があり、やはり平等な世の中とは言い難い。
少しずつでも平等な世の中にしてくための努力をすべきではないか?


2.では、同じ地球に住む生き物として、「人間」と「動物・植物などの地球上の生物」とは平等だと考えるべきではないか? 
そうだとすれば、生存のための食用として動植物を殺すことは仕方無いとしても、「趣味としての狩り」などの行為は許されないのではないか?


●今の人間は、1.2.どちらも実現できていないと思います。だから平和な世の中がいまだに訪れていないのでしょう。脳が一番発達しており、地球上で一番賢いはずの人間が、一番愚かに思えました。