相田みつをさん こころの暦「ひとりしずか」

5年前に東京にある相田みつを美術館を見学しました。館内の売店で、こころの暦(ミニサイズ)「ひとりしずか」を購入しました。日めくりカレンダーのようなものです。
卓上に置いて毎日めくっています。毎日「なるほどぉ」と思える言葉に元気をもらっています。1日〜31日までありますので、1か月で1回転します。5年前からずっとめくり続けていますので、ちょうど60回転しました。



・今日、読売新聞の記事(9面)を読んでいて、21日の言葉を思い出しました。


・どういう記事かといいますと、26日に菅首相が日米首脳会談で、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加について、「そう遠くない時期に方針を決めたい」と説明したそうです。(TPPというのは、アメリカが主導となって工業製品や農産品などの関税を原則100%撤廃して自由貿易化を目指す経済的な枠組みのことで、日本はまだ正式に参加を決定していないようです)

・なんでそんなことを菅首相が言ったのかいうと、アメリカ側の感情に配慮したためだそうです。

アメリカがどんな感情だったかというと、「震災支援に最も協力したのは我が国なのに、なぜ他の国の協定を先に進めるのか」とイライラが高まっていたそうです。日本が最近、中国・韓国との自由貿易協定(ETA)やEUとの経済連携協定EPA)を薦める動きを強めていることに対してアメリカ側がイライラしていたそうです。わかりやすく言えば「俺が一番面倒みてやってんだから、貿易・経済関係の取り組みの話は、まず最初に、俺に話をするのが筋ってもんだろう?」ということでしょうか。




・この記事が正しいとするならば、アメリカが見返りを求めて震災支援をしていたことになります。被災された方々のためではなく、日本に恩を売っておいて、TPPに参加させるためにアメリカは震災支援をしたのではないかと思えてきます。
・もちろん外交は、ギブ&テイクだから何らかの見返りを期待するのは仕方のないことかもしれませんが、自分の思い通りにならないからといって、イライラするのは、あまり大人の対応とは思えないです。ぐちを言うよりもたちが悪いです。

●是非ともアメリカの人たちにも、相田みつをさんの「ひとりしずか」を卓上に置いてもらいたいものです。(英訳版はあるのかな?)