週刊Berryzタイムス 名古屋公演へ行った

・4/9(土)中京大学文化市民会館でのBerryz工房のコンサートへ行ってきました。いまやハロープロジェクトの中で、一番平均年齢が高くなった(それでも18.0歳)Berryz工房。さすがだと思えるステージでした。
(以下、ネタバレがあります。まだ観ていない方はご注意ください。)


1.開演前の募金活動
・昼公演・夜公演ともに、開演約30分前に、メンバーがホールのロビーに出てきて(マネージャーのヲタザワさんも)、募金箱の前に立って募金を集める活動をしました。横浜でアップフロント所属のアーティストが募金活動をしていることに併行して、ここでも実施されたのかもしれません。
・昼は1回目さきももちな、2回目まあさみやゆりなりさこ、夜は7人まとめて出てきました。私は昼の2回目に募金しました。1万円札を入れる人もいました。突然の企画にも、ロビーは混乱することなく、募金の列に並んでいない人たちは少し離れて見ていました。みなさんとても紳士的でした。
・沢山の人が募金をすることに時間を割いていたせいか、グッズ売り場はいつもと比べて閑散としていました。多くのファンが、いつものグッズ代を募金に回したのでしょう。


2.いよいよ開演
・開演直前に、映画「スーパーマンのテーマ」が流れて → 1曲目のヒロインになろうか!の前奏へつながっていきます。この流れはかなり高まります。2年前のツアー「そのすべての愛に」のOPENINGから抱きしめて抱きしめての流れで感じる盛り上がりに通じるものがあります。コンサートが盛り上がるかどうかは、始まりがとても重要だと思います。


3.決意のMC
・3曲歌ったところのMCで、メンバーから被災された方々へのお見舞いと、募金への協力のお願いがありました。いつもの笑顔ではなく神妙な面持ちの7人でした。震災の影響がまだ残っており、コンサートをやってる場合じゃないという考えもある中、でも通常の生活ができる人は通常の生活に戻っていくことも大切だという考えもあります。「気持ちを切り替えてBerryz工房は、私たちのできることを再会します。」という決意が込められているようで、このMCはとても重要だと思いました。


4.絶妙なセットリスト
・最新アルバム「⑦Berryzタイムス」の新しい曲から、ジリリキテル付き合ってるのに片思いなどのなつかしい曲までバラエティに富んだ選曲でした。
・後半のジリリ→シャイパ→一丁目ロック→雄叫びWAOへの流れは最高です。ジワジワ盛り上がっていく感じが良いです。


5.生誕祭
・昼公演のアンコールでは、りさこさんの生誕祭となりました。ハッピーバースデー歌いながら、入場前に企画者からいただいた赤いうちわを皆で振りました。実際の誕生日(4/4)の後にお祝いする形となりましたが、会場はとても温かい雰囲気に包まれました。

・このうちわに書かれているコメントに感動しました。りさこさんへのお祝いの言葉だけでなく、Berryz工房のメンバーへのメッセージも書かれているのです。
 Berryz工房のみんなへ
 またこうしてコンサートに参加できること
 そして何よりBerryz工房のみんなが誰一人
 欠けることなくステージに戻ってきてくれたこと
 本当にうれしいです。 ”ありがとう”


・関東にも大きな地震があったことから、メンバーが被災する可能性もありました。それに連日の震災関連の報道などから、スピッツの草野さんのように急性ストレス障害になってしまうこともあり得ました。しかし、Berryz工房7人全員が無事ステージに戻ってきてくれました。確かにこれはファンとしては、とても嬉しいことです。こうした感謝の気持ちを、このうちわが表現してくれました。
企画者のみなさん、どうもありがとうございます。もともと生誕祭は3/27の予定だったはず。震災前からいろいろ準備をされてきたと思います。震災によって急きょ、企画内容の修正をされて、大変なご苦労があったことでしょう。
・生誕祭そのものについては、賛否両論はありますが、私は、十分に検討されていると思える内容であれば賛成です。今回の企画も、「りさこさんのお祝いだけでなく、メンバーみんなへの感謝の気持ちが込められている」「うちわは、サイリウムのように使い捨てでなく、今後利用できる」「うちわを入れる袋を終演後、きちんと回収してくれていた。」など十分に検討されていたので良かったと思います。(まあ、お祝いされる本人が生誕祭についてどう思っているか?とか、スケジュール的に生誕祭をしてもらえないメンバーもいることへの配慮はどうするか?という問題は残りますが)


●今回の公演はとても思い出深いものとなりました。まだまだツアーは続きます。7人が何事もなくツアーを楽しんでいってもらえることを願っております。