こころづかい と 思いやり

今のテレビでは、「あしなが育英会」「国境なき医師団」など
AC ジャパン公共広告機構が改称)のCMが流れています。
なかでも印象的だったのが、男子高校生が出てくる映像です。

<ストーリー>
●シーン1
ある高校生の下校時間。
電車内で座席に座り、友達と楽しく話している。
すると妊婦さんが乗って来たことに気づく。
「席を譲った方がいいかも...」と思っていると
スーツの女性が先に席を譲ってしまう。


●シーン2
電車を降りて友達と別れ、一人で階段を登っていく。
杖をついたおばあさんを、駆け足で登って追い抜く高校生。
しかし、立ち止って振り返り、おばあさんに手を貸す高校生。
二人とも笑顔。


・シーン1、2では、ナレーションが挿入されています。

 「こころ」はだれにも見えないけれど 「こころづかい」は見える
 「思い」は見えないけれど 「思いやり」はだれにでも見える

             (宮澤章二さん[行為の意味]より)
最後に「その気持ちをカタチに。」との文字が出てきます。


・とても心温まる映像です。
「人のために何かしてあげよう」と思うことは良いこと。
しかし、思っているだけでは、伝わらない。
その気持ちを行動にしてみませんか? という問いかけなのでしょう。


・東北で被災された方々に対して、多くの人が「何かしてあげたい」と思い、
募金や物資を提供しています。私も2か所で募金をしました。
日本人だけでなく、中国、アメリカなど多くの国々が支援して下さっている。
尖閣問題の時の緊張関係が無かったかのようです。)
困ったときに、国境を越えてお互い助け合うことができることは、人間の素晴らしさだと思います。
こういうとき、世界は一つなんだと感じます。


・これからの日常生活の中で、ほんのささいなことでも困っている人を見かけたら、
「こころ」「思い」を →「こころづかい」「思いやり」というカタチにしていきたいと思います。