月9が面白すぎる。その2

第4話「暴露」では、修二とひかりのことがバレてしまうわけですが、
過去3話について振り返ってみましょう。
その前に主な登場人物名と役者名の確認をしておきます。(敬省略)

 夏実(戸田恵梨香
 修二(三浦春馬)額が狭くない?
 ひかり(武井咲) これで「えみ」と読むのですね

 望未(剛力彩芽) ひかりの同級生
 さやか(AKB48 篠田麻里子)夏実の親友かる修二の元カノ
 亜弥(内田有希) ひかりの看護師
 孝一(新井浩文) 修二の兄

◆第1話
TBS金曜ドラマ『SPEC』で当麻紗綾役を好演した戸田ちゃん目当てで観ましたが、それ以上に存在感があったのがひかり役の武井咲さんでした。
なんといっても、何かをたくらんでいるかのような目線。
目力がとても強く感じました。
完全に主役の二人を喰ってました。
それに、声がとても柔らかい。
「ほおずき」「紙風船」といったイメージです。

ストーリーとしても単なる三角関係でなく、ミステリーの要素もあって、毎週月曜日が楽しみとなりました。

◆第2話
第1話では、結婚直前の幸せな女性を演じた戸田ちゃんも、だんだんと存在感を表してきます。
バスケット部に入部してきたひかりと一緒に練習をしている最後のシーン。
 ひかり「(修二先生と)何があったか...知りたくないわけ?」
 夏実「知る必要ないわ!!!」「私は、修二を信じてる」

気丈にふるまってた夏実もとうとう爆発しました。
いいぞ戸田ちゃん。
正直、第1話では、「この役、戸田ちゃんじゃなくてもいいんじゃないか?」
と思いましたが、第2話を見て「やはり、戸田ちゃんハマリ役だ」と思いました。

その後、ひかりは、修二の寝顔の写真を夏実にメールで送ります。
この展開の早さが良いです。


修二からの結婚式の招待状をもらった兄・孝一は、破り捨てます。
直後に修二に電話して、返信ハガキが水にぬれてしまったので、電話で出席の返事をします。
その時の会話で「わざわざ俺の分を分けてくれたんだ」みたないことを言っています。これがどういう意味なのか?
修二の実家も謎めいています。


◆第3話
修二が教え子と関係をもったことを知った夏実は、修二の兄・孝一に会いに行きます。
修二がそんなことをするには、「何か特別な理由があったのではないか?」と考えたのでしょう。孝一に実家で何があったのか尋ねます。
孝一は、「特に何も無かった」と言います。
しかし、何かあったはずです。
何かを隠そうとする孝一のうつろな目。
あまり夏実と目を合そうとしません。

このシーンの新井浩文さんの演技が絶妙です。


一方、ドロドロな話に「ほっ」とさせてくれるのが、ひかりと望未のシーンです。
第2話では、朝練のため登校するひかりと新聞配達をしている望未が会います。
ひかりにパンをあげて、「朝練ガンバレよ!」とエールを送る望未。
振り向き、笑顔を返すひかり。
とてもさわやかなシーンです。
望未みたいな友達がいたら、朝から元気が出ていいですね。


第3話では、夜ティッシュ配りをしている望未とひかりが会います。
何やら問題をかかえている様子のひかり。
「言っちゃえ、言っちゃえ。」と相談に乗る姿勢の望未。
ひかりは、「自分は普通の女の子ではない。」「欠陥品」だと告白します。
そこには、もう修二と夏実の幸せな2人をもてあそぶひかりの姿はありません。
病気をかかえる一人の高校生がいるだけです。


この辺りから今回の月9が、単なる恋愛ドラマではなく、「命」「生きること」「人を信じること」などをテーマにした人間ドラマといった路線がはっきりしてきました。
こういうテーマの話は個人的にはとても好きです。


そして最後のシーンは、修二が選択を迫られます。
・自分の気持ちを、今すぐ夏実に直接会って伝えたい。
・さっきまで会っていたひかりが自宅に帰っていないことを知る。
→予想通り、修二はひかりのほうを選びました。


◆第4話
とうとう修二とひかりのことが生徒たちにバレてしまいます。
優柔不断な修二が、どのように対処していくのか楽しみです。


◆今後の見どころ
・看護師の亜弥さんも話に絡んできそうです。
・教頭役の風間杜夫さんもベテラン俳優ですから、今後大切な役割を担うかも。
AKB48のまりこさんは、主役の親友としては、自然に演技されています。もっと、いろんな役ができそうな感じがします。


長文になりましたが、最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。