沖縄全戦没者追悼式に参加しました
県庁から平和祈念公園まで無料バスが出ると聞いていたので、それを利用させていただきました。通常であれば、乗り換えをしないと行けないそうですが、直通で行けたのでとても便利でした。無料バスを用意して下さった県庁の職員の方、運転手さん、どうもありがとうございます。
・8:00県庁出発 → 8:52 平和祈念公園に到着。式典は11:50からなので、園内を見て周りました。
・まず平和の広場へ行き、平和の火を見ました。
・修学旅行生のガイドさんの話によると、この火はいつもは地下で灯っているけど、6月23日だけは毎年、地上に持ってくる。そして、円錐が建っている位置は沖縄であり、沖縄から平和が広がっている様子を波で表しているそうです。
・つぎに、平和の礎(いしじ)を見ました。ここには、沖縄などで亡くなられた方々24万1,132人の名前が刻銘されています。ものすごい数です。この人たちの将来や、その家族の幸せを奪った戦争という罪の重さをひしひしと感じました。
・式典では、嘉味田朝香さん(浦添市立仲西中学校2年)の「幸せの一枚」という朗読がとても印象的でした。
・内容はざっくりと要約すると以下のとおりです。
朝香さんは小学校の頃、祖母に昔の写真を見せてもらった。→キラキラ輝く子供の写真→それは当時先生をしていた祖母の教え子→この子たちは「どうなったの?」と聞いても黙ったまま。→しばらくして話す祖母「どうして戦争なんかするのかね。戦争さえなかったら みんな幸せだったのに・・・」と。→朝香さんは、もう一度写真を見る。→みんな大人になる日を夢見ていたはずだ。→そんな幸せを奪った戦争を許せない。→その写真と、それに込められた祖母の思いは今も忘れない。ずっと忘れない。という内容。
・そして最後の締めくくりの8行は以下のとおりです。
私たちが忘れない限り
平和は続くだろう
だからこそ
忘れてはいけない
この地には
たくさんの笑顔が
たくさんの夢が
眠っていることを
全文はこちらを参照下さい→http://www.jiji.com/jc/zc?k=201106/2011062300062
・式典終了後、一般焼香もできるということなので、させていただいました。ちびっ子からお年寄りまで、たくさんの方が列に並んで焼香していました。
●66年前に実際に戦場となったとは想像できないほど、海はきれいで、静かな場所でした。本日、戦死されたご家族のみなさんと場を共有させていただくことで、私は平和への祈りを一層強く持つようになりました。
●テレビのニュースでは、「今日の沖縄は一日中、平和への祈りで包まれました。」と言っていました。これは半分正解で半分正しくないと感じました。沖縄のみなさん、特に戦争を体験された沖縄の方々は、終戦以来、毎日平和への祈りを捧げられているように感じたからです。