東京へ、普天間基地を!

というテーマのトークセッションに参加してきました。


要石:沖縄と憲法9条』(晶文社)刊行記念
 1/20(木)19:00〜 ジュンク堂書店池袋本店にて
 C・ダグラス・ラミスさん(政治思想史研究家)
 遠藤洋一さん(前福生市議会議員)



お二人の話を聞くのは初めてでした。
●ラミスさんは、日本語が思ったよりも上手でした。言葉に重みがありました。
●遠藤さんは、平和への熱い情熱を胸に秘めている方だという印象を持ちました。


トークセッションでの話を聞き、その後、『要石:沖縄と憲法9条』を読んで、
特に印象に残ったのは、「日本人がかかえる矛盾」ということでした。


すなわち、世論調査朝日新聞2009年4月、読売新聞‐ガラップ2009年12月)によると、

1.憲法9条を変えない方がいい と答えた人
  → 64%

2.日米安保条約がアジア太平洋の安全に貢献している と答えた人
  → 75%


1.では、「戦争を放棄する」「軍隊を持たない」「国の交戦権を認めない」という憲法9条を支持しつつ、
2.では、「日本の国土に米軍の基地を置くことを許す」という日米安保条約を支持していることになります。
両者の間には、矛盾は無い。という解釈もあるでしょうが、
1.2.両方にあてはまる人に、以下の質問をしたら、どのように答えるでしょうか?


「では、あなたの家のすぐ近くに、米軍基地が移転してきたら、どう思いますか?」


「それは、困る。」
と答える人は、矛盾をかかえていると思います。


私自身が質問されたら、以下のように答えるでしょう。
1.→ 憲法9条を変えない方がいいと思います。
2.→ 日米安保条約は、アジア太平洋の平和に貢献しないと思います。


すると、
日米安保条約は、無くても良いのですか?」
「米軍に守ってもらわないで、自分たちだけでどうやって日本を守るのですか?」
という質問がくるかもしれません。


それには、こう答えるつもりです。
「そもそも、戦争にならないように、普段から外交努力をすべきです。
 さらに、民間の交流も必要だと思います。
 相手を知り、理解することは大切だと思います。
 外国に知り合いがいれば、その国との戦争は避けようとする力が働くと考えるからです。」


すると、
「それでも、どこかの国が攻めてきたらどうするのか?」
自衛隊だけで大丈夫だと思いますか?」
自衛隊は増強すべきだと思いますが、それとも自衛隊の縮小もしくは廃止を考えているのですか?」
という質問がくるかもしれません。


→ 現時点では、自衛隊の実力や、他国の軍事力についてきちんと勉強していないので、とても情けないことですが、明確に答えることができないです。
それでは、いけないと思いますので、きちんと勉強して、自分なりの答えを出せるようにしておきたいと思います。